サッカー・フットサルにおいて一番大切な技術とは何でしょうか?
それはおそらく基礎技術の高さだと私は思います。
スペシャルなフェイントや強烈なシュートテクニックも、あって困るものではありませんが、必ず必要なものではありません。
+αでの技術です。
あったらいいな程度のものと考えてしまってもよいかもしれません。
(それは言い過ぎかもしれませんが、、、笑)
ただ、一番大切なことは基礎技術のレベルになってくるのです。
基礎技術と一言で言ってもなんのことだかわかりません。
具体的に特に重要なポイントとしては、止める蹴るの技術です。
ピタッと止めて、狙ったところに蹴れればサッカーはそれで成立します。
ほかに難しいプレーは必ずしも必要ではありません。
どんなに相手選手に寄せられていても、とられない位置にボールを止めて、味方にパスを出してもう一度動きなおせば良いのです。
ゴール前でも同じです。
ワンステップでシュートを蹴れる位置にボールを止めて、あとはキーパーの届かないところに正確に流しこめばよいのですから、特別な技術は必要としません。
基礎技術の高さはそれだけで大きな武器になるのです。
できて当たり前のプレーを高い質でこなせることは汎用性抜群の最高の武器になるのです。
テレビで放送されるハイライトのスーパーゴールはあくまでほんの一握りです。
めったに起きないプレーだからこそニュースになるのです。
普段のゴールは意外と地味なプレーの連続なのです。
一人一人が狙ったところにボールをコントロールして、狙ったところにパスを通す。
その繰り返しと走り出しでゴールにつながることがほとんどです。
特別なスーパーロングシュートはほとんどありません。
局面のドリブルでの1対1の突破も個性としてゴールに必要な時もありますが、そこにもっていくまでには、高い基礎技術が必要になってきます。
(ドリブルを仕掛けられる状況を作るには、それまでの流れが必要なので)
どんなドリブラーでもよい状況でボールを持てなければ実力を発揮できないのですから。
極論、サッカーは当たり前のプレーだけでも得点を取ることは可能だと思っています。
単純な止める蹴ると選手の動き出しがあれば、得点は可能かと思います。
(e-footballのようなイメージでしょうか)
中盤の選手であれば当たり前にトラップして、逆サイドの選手にパスを送れることや、フォワードの選手であればキーパーとの1対1を確実に決めきれる選手それこそが本当の1流選手だと思います。
なぜなら、一度のミラクルではなく、再現性が高いプレーであるので、もう一度そのチャンスを演出することができ、コンスタントに活躍することが出きるのです。
しかし、この基礎技術を身に着けることは容易ではありません。
レベルが上がれば上がるほど質の高いものを要求されます。
レベルが上がると、もらうパスが強く速くなりトラップの難易度は上がります。
そして、トラップに気を取られているとパスを出すのが遅くなります。
そんな状況下でも、強く速くかつもっと正確なパスが要求されます。
それだけでいっぱいいっぱいになってしまいます。
そうやってステージが上がりレベルが上がると今まで以上の基礎技術が要求されます。
逆にいれば、カテゴリーが変わることで大きく変わるのは、基礎技術の質とフィジカル面の二つが主なものです。
なので、高い基礎技術の習得は高いレベルにチャレンジしていくにあたり重要なポイントなのです。
ですので、かっこいいフェイントやドリブルの練習の良いですが、基礎技術の向上も意識してみるとこれからのサッカー人生が少し変わってくるかもしれません。
この記事を読んで、一つ一つのプレーを丁寧にやってみようと思っていただけたら嬉しい限りです。