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楽しんでプレーすることでクオリティは上がる

プロは楽しくプレーできたと言いますが

よくプロサッカー選手が「楽しんでプレー出来ました」等を言っていることを耳にすることがあるでしょう。

ただ、もちろん言葉どおりただ遊び半分でプレーしているわけではありません。

真剣勝負の駆け引きの中での楽しみという意味で使われています。

いかに相手を出し抜いてやろうか、どんなプレーで観客を魅了してやろうか、などの駆け引きをしていると自然と楽しくなってくるものです。

そして、それが良いプレーに繋がってくるのです。


緊張した状態でのプレー

逆に、楽しめていない状態でのプレーはどうなってしまうのでしょうか。

楽しむ余裕もない状態、緊張している状態ではいいプレーは出ません。

余裕のない状況では消極的な選択をしがちになってしまいます。

例えば、監督に厳しく叱られながらのプレーでは、自由もなく楽しくも無いので、とにかく怒られないようにミスのないプレーを選択するようになります。

そんな消極的なプレーが上手くいくはずがありません。

(局面を打開しよう、こんなプレーをしてやろうという意思のない選手はディフェンスからしても怖くはないので)

そしてまたミスを繰り返します。

怒られる⇒消極的になる⇒ミスをする⇒怒られる⇒消極的になる・・・・

という負の連鎖に陥ってしまします。

緊張した状態、抑圧された状態で良いことなど何一つないのです。


リラックスできると自由な発想に

緊張した状況とは反対に、リラックスして試合を楽しめている場合はどうなるでしょう。

怒られないようにという思考よりも、こんなプレーをしてみたいな、こんなこと出来たら最高だなといったプラスのイメージを持つことが出来ます。

そのような選手は相手からしても怖い存在です。

なぜなら、局面を打開するアイデアをたくさん持っている選手だからです。

「こんなフェイントでかわしてみよう」「ここをパスワークで突破してみよう」「大きなサイドチェンジで局面を変えてみよう」など複数のアイデアを持っている選手は、どれか一つが無理でも他の選択肢が残っており、その状況で最善のプレーを選択することが出来ます。

迂闊にボールを奪いに行けば、逆サイドに展開され、何もしなければドリブルで仕掛けてくる、無理そうならば近くの味方とのパスワークで崩しにかかってくる。

そんな選手は相手チームにとってはとても嫌な選手です。

緊張して、ボールを奪われないことだけを考えている消極的な選手とは怖さが全く違います。


まとめ

楽しんでいる選手とそうでない選手の違いはなんとなくご理解いただけたでしょうか?

表には表れにくいメンタルの部分の話ですが、プレーに大きな影響を与えることは間違いありません。

負けが込んでいるチームでは、みんな消極的になりどんどん負の連鎖に陥ってしまうのに対して、勝ち続けているチームは雰囲気も良く、チャレンジする姿勢をみんなが持っており、挑戦することにネガティブな意見はありません。

これがいわゆる、勝ち癖・負け癖というやつだと思います。

選ばれしプロサッカー選手たちでもそうなってしまうのだから、アマチュア選手では言うまでもありません。

なので、苦しい時上手くいっていない時こそ、一旦リラックスして、どんなプレーがしたいのか、どんなプレーが出来たら楽しいのか、意識的にポジティブに考えてみてください。

苦しい時はボールを受けてからのプレーのイメージがどんどん無くなっているはずです。

逃げのパスしか考えられなくなってきます。

そして、負の連鎖に陥ってしまいます。

そこを乗り越えるためにも、無理にでも楽しんでみてください。

楽しいと思えるプレーをイメージし、実行してみてください。

あなたのワンプレーが試合の流れを変えるかもしれません。

そのワンプレーでチームを勝利に導けるかもしれません。


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